緑建設の社長ブログ『いつでも真向勝負!』
家づくりの裏表、包み隠さず話します
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プロフィール

(株)緑建設 代表取締役  斉藤正臣(サイトウ マサオミ)

Author:(株)緑建設 代表取締役  斉藤正臣(サイトウ マサオミ)
生年月日 1973/1/20
血液型 A型
趣味 ゴルフ・スノボー
出身地 神奈川県相模原市
(旧津久井郡城山町)
建築業界 22年
(現場監督8年、営業職14年)
緑建設ホームページ
http://www.midori-kk.com/



冬のわが家をサーモグラフィで見てみました
2008年1月18日の午後、表面温度が測れる「サーモカメラ」で1階のリビングルーム付近を撮影しました。この日の外の天気は曇り、気温は4度くらいでした。まずは床の様子からどうぞ。

thermography20070118-02.jpg



上の写真は左がサーモグラフィです。表面温度は真ん中の目盛りと色を目安にします。リビングの床、壁など、おおよそ20度前後で均一化していることがわかります。

つぎはテレビがある壁面です。

thermography20070118-01.jpg

サーモグラフィの画面右下が青緑(18度くらい)なのは、撮影直前に右側の窓を開けていたからです。テレビ下の青い横長部分は小窓です。壁面は20度から21度くらいで安定しています。

ところでつい先日の朝、暖房機のスイッチを入れる前に、窓際の床付近の「空気温度」も測ってみました。

thermometer200812160811-02.jpg

窓際の床付近は、一般的にいちばん寒い筈の場所ですが、あえてお見せします。

計測は2008年12月16日の朝です。外の気温は3度、室内の窓側は19.5度でした。

窓際でも「寒くて眠れない」などということはありません。


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なぜ、このように壁や床がまんべんなく暖まるのでしょうか。理由のひとつは「輻射熱」を放射する暖房機を使っているからです。「輻射熱」とは、熱を持ったあらゆる物体の表面から放射される、電磁波による熱エネルギーです。お互い接していないもの同士で熱をやり取りできるのが特徴です。

輻射熱を出すいちばん有名な暖房機は、スイッチを入れると赤くなる「電気ストーブ」でしょうか。


illust-heater.gif 暖房機からの輻射熱で、部屋が暖まる仕組みを単純に描いたのが、左のイラストです。

暖房機から放射された輻射熱が物体に当たると、その物体は熱を持ちます。すると今度はその物体が輻射熱を放射するので、ムラの少ない暖房が可能になるわけです。


わが家では「蓄熱式電気暖房機」を愛用しています。割安な深夜電力を使い、機器内のレンガに電熱をいっぱい蓄えて、少しずつ熱を出すスグレモノです。大きな美点は、暖かさがやわらかいこと。 自然対流による暖気と同時に、広い表面から輻射熱をゆるやかに放射するので、電気ストーブのような「がさつさ」がありません。


heater01.jpgただし固定設置式なので、暖房を使わない時季は物置にしまっておくようなことはできません。

そこでわが家ではキッチンカウンターの下などにさりげなく設置して、邪魔にならないようにしました(写真円内)。




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さて!! 忘れてはならないのが、外断熱の家ならではの「蓄熱性能」です。どんな家でも暖房機からの熱は、壁の中の木材にも浸透しますが、じきにその熱は外へ逃げてしまいます。

外断熱住宅はふつうの家とは違い、木材の外側に断熱材を張って構造体をすっぽり覆います。そのおかげで、木材が溜めた熱はほとんど外に逃げません。それを証明する形となったのが、下の写真です。

thermography20070118-03.jpg

壁の中で窓枠を保持している木材が、熱を持っているのがわかります(ピンク色の部分)。目盛りを見ると表面は23度くらいですから、熱くもなく冷たくもない温度域と言えるでしょう。ですから、ヒトの体からむやみに体温を奪わないし、逆にヒトが「のぼせることもない」室内環境の維持に貢献しています。

仮に暖房を切っても、この状態を比較的長く維持できます。この家が完成してから2度目の冬となりました。やさしい温かさの中で家族全員、心地よい暮らしを堪能しています。





「住まい心地」・・・ |1|2